【南京】大学で「カンニング道具展」を開催、反響を呼ぶ
昔の記事をもう一度フルバージョンで:
南京財経大学は6月24日、過去に使用されたカンニング道具の展示会を開き、参観者の注目を集めた。一方で、開催の趣旨を疑問視する声も聞かれた。
ある学生からは「このような展示は必要だろうか。学生たちは展示会を通じてこれまで知らなかった多くのカンニング方法を知ることにな る。大学側は学生を誤った方向に導いてもいいのか」との意見があった。これに対し、南京財経大学成人教育学院弁公室の施教員は「これらのカンニング方法 は、同大学で実際に発見されたもので、学生がこれらの手段を模倣しようとしても大学側は制止することができる」と述べた。大学側は当初、展示の目的は大学 に来るのは学ぶためで、カンニングという高圧線に触れてはならないことを学生に警告するためだとしていた。
大学教育が専門のある教授は「カンニングは、『誠実』が示される問題だ。カンニングをするのは、高得点を取得、実力以上の成績を収 めるためだ。カンニングが悪いのは誰でも知っているが、『誠実』を失うことを気にとめる人はいない。何度もカンニングを試みる、あるいは1日中カンニング のことばかり考えている学生は、将来、仕事に『誠実』に取り組むことができるだろうか」と指摘した。
「人民日報日本語版」2003年7月4日