2007/05/01

ある在日中国人の話

  大学を卒業して、そろそろ 4年になります。大学試験を思い出しては、すこし感慨を覚えています。

  大学での各課程は、毎学期の始めから、始めリ、学期末に、試験があります。合格できなければ、再履修が必要です。合格でない場合は学生達は“提灯をかける”と表現します。提灯をかける”とは、零点という意味です。

  提灯の数が一定の数に達する、または必要最低限の履修単位を取得できない場合、学位を取れません、提灯が更に増えると、卒業できません。

  大学の試験というと、カンニングについて話さない訳にはいきません。どんなカンニングであろうとも、安全な助かられる席はとても重要です。だから、試験のたびに、席を確保はとても激しい。学生達はそれぞれグルプに分けて。グループは誰か中心になるか、どの位置に座るか誰かどこでどんな役割を果たすのか、それぞれ、事前に相談して決めます。

  試験の1か月前に試験教室が発表されると、各グルプは良い席を占領することを始めます。もちろん、一番大変の人はカンニングする人です。毎日、交替で朝から夜まで席を見守ります。いつも心配なのは席を占領している書類が清掃員に処分されることです。

   ある時、私を中心とした、私の答案をカンニングしたの人の成績は私より良い、驚いたことがあります。またある時、私は中心から三番目の席に座り、四番目 の人に答えを教える役割だったのですが、試験の時間が短かったので、私が公式だけをカンニングして、すぐ4番目の人に渡して、答えは自分で計算しなければ なりませんでした。何故かこのときクラスで二番目の成績でしたので、大喜びしました。 

  政治など中国特有の試験課目は学生に人気が少なく、記憶が必要です。カンニングの手段の多くはカンニングペーパーを作成します。小さい紙に自分で内容を書き入れ、隠し持っているのです。

   大学在学中、一番多くカンニングが行われたのは大学英語四級試験です。英語四級をパスしないと、学位が取得できないからです。その試験の特徴は選択問題 が多いです。なので、携帯電話を使って、外から答えを送信することが主な手段でした。一回送信の費用は400元以上でした。ある人は直接に替え玉を雇いま す。一回費用は千元ぐらいでした。カンニングを請け負う人がたくさんいます。ですから、試験シーズンには、カンニング産業が発達するのです。  今カンニングに対しての処罰が厳しくなりましたから、少なくなっていると聞いています。