2007/06/11

ハイテクなカンニング再浮上

[北京 8日 ロイター] 中国の国立大学入試試験で、ワイヤレスマイクなどハイテク技術を駆使してカンニング行為をしていた3名の受験生が警察当局に勾留された。新華社通信が報じた。

試験は木曜日と金曜日に行われ、1000万人が受験した。試験に合格し、大学入学を認められるのはこの内570万人となっている。

“狭き門”を突破しようと、近年では受験生の不正行為が増加しているという。

中国北部吉林省の試験会場では木曜日、試験管理者が会場の直ぐ側にずっと停車している不審な車一台を発見。車内を調べたところ「3人が乗っており、2人がコンピューター画面を見つめながらトランシーバーで受験生と会話していた」という。

カンニングしていた受験生の供述によると、彼らはワイヤレスマイクを使って問題を読み上げ、バンに乗っている協力者に問題を解いてもらっていた。また、カンニング協力料金として1万2000元(約18万2500円)を支払ったという。

隣接する遼寧省ではハイテク・カンニング防止のため、1億元を投じて金属探知機や監視カメラなどが省内8000の試験会場に備え付けられた。

警察はこの他、無線機能付きの“カンニングシューズ”42足を押収。新華社通信は受験生の間では“カンニング財布”、“カンニング帽子”などもポピュラーであると報じている。

Tシャツの限界

 冷静に考えてカンニングTシャツはコストがかかりすぎです。腕に包帯と見せかけてシートを貼るのが無難でしょう。包帯やばんそうこうに偽装するのはけっこうイケます。